第25回右城暮石顕彰全国俳句大会が開催されました

平成30年4月15日(日)に、本山町プラチナセンター文化ホールにて
『第25回右城暮石顕彰全国俳句大会』が開催されました。

大会前日から当日の朝にかけて雨が降るなど天候が心配されましたが、大会が始まる
時間には雨もあがり良い天気となりました。

この大会には、
一般の部    1,150句
県内学生の部  7,452句
の投句をいただきました。ご投句くださいました皆様にお礼を申し上げます。

      

 俳誌「運河」主宰  茨木和生先生

 現代俳句協会特別顧問  宇多喜代子先生

 俳誌「櫟」主宰  江崎紀和子先生

 俳誌「雉」顧問  鈴木厚子先生

 俳誌「青海波」主宰  船越淑子先生

 俳誌「夏爐」主宰 松林朝蒼先生

 俳誌「蝶」代表  味元昭次先生

一般の部は7名の先生に選考していただきました。


〈一般の部で受賞された皆様〉

高知県知事賞 【飛ぶ鳥の獲物を離す寒さかな】 愛媛県 渡辺美紀子さん
高知県文化財団理事長賞 【一山に八十八仏山桜】 大阪府 佐藤紘子さん

右城暮石賞 【炊き立ての飯生み立ての寒卵】 徳島県 川上左恵子さん

県内学生の部は
小学生の部を高知県俳句連盟副会長の亀井雉子男先生に、
中学生の部を高知県俳句連盟 会長の山本呆斎先生に、
高校生の部を高知県俳句連盟副会長の岡林知世子先生に選考していただきました。

最優秀賞の受賞者は以下のとおりです(記載された学年は応募時のものです)
「小学生の部」
最優秀賞 【木の実には夢がいっぱいつまってる】 土佐市立高岡第一小学校5年 竹内望恭さん
「中学生の部」
最優秀賞 【青い稲唇噛んで刈る祖父母】 四万十町立窪川中学校2年 久保田聖那さん
「高校生の部」
最優秀賞 【七夕のささに結んだ僕の恋】 高知小津高等学校2年 濵田兼誠さん

事前句表彰式のあとには、俳誌「青海波」主宰の船越淑子先生による
記念講演『師 斉藤梅子の世界』が行われました。
 

その後、大会当日句の披講と表彰式がありました。

大会当日句 「特選」
茨木和生選  【草笛を吹きひびかせよ暮石句碑】 高知県 亀井雉子男さん
宇多喜代子選 【細胞再生楤の芽は天辺に】 広島県 近藤寛壽さん
江崎紀和子選 【嶺北の水の明るき雲雀東風】 愛媛県 白石美子さん
鈴木厚子選  【蛇穴を出づ滑らかにペタル漕ぐ】 広島県 近藤寛壽さん
船越淑子選  【月琴の音色ゆたかに若葉風】 徳島県 山口晴子さん
松林朝蒼選  【散歩圏に新しき墓河鹿鳴く】 奈良県 鈴木玲子さん
味元昭次選  【雪持草苞あげ婉といふ女】 愛媛県 曽我部恵子さん
当日句 「特別賞」
本山町長賞 【春惜しむ潮色の濃き土佐に来て】 京都府 大石久美さん
本山町教育長賞 【風が寄せ風に解かるる花筏】 愛媛県 中川令さん
本山町議会議長賞 【大瀞をのぼる光や紋白蝶】 広島県 近藤寛壽さん
本山町観光協会長賞 【草笛を吹きひびかせよ暮石句碑】 高知県 亀井雉子男さん
本山町商工会長賞 【徹句碑に天道虫の生まれをり】 広島県 加藤五十鈴さん
大原富枝の会長賞 【紅石楠花書かねば消えるその言葉】 高知県 中内かず子さん

また、大会の最後には第一回大会から長く俳句大会を支えていただいた
茨木和生先生に、本山町長より感謝状が贈られました。

第25回という節目の年となった右城暮石顕彰全国俳句大会です。
改めまして、投句をしていただいた多くの皆様、そして小・中・高等学校の学生の皆様とご協力をいただいた学校関係者の皆様にお礼を申し上げます。

受賞された皆様、誠におめでとうございました。

 

本山町立大原富枝文学館で「第25回右城暮石顕彰全国俳句大会入選句集」を配布しております。
※当日句につきましては、受賞一覧を後日ホームページに公開をいたしますので、今しばらくお待ちください。